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ゲーム作りに関するあれこれ

ゲーム作りに使える心理学【光沢感バイアス】

ゲーム作りに使える心理学として光沢感バイアスを紹介する

光沢感バイアス

艶がなく、くすんだ物体よりも光沢感のある物体が好まれる傾向のこと。

なぜ光沢感のあるものが好まれるのか

これは人が生存するための適応だと言われている。人は生存するためには水は不可欠であり、光沢を持つ物体は水源が近くにある目印になり得るからだ。この光沢感に対する反応は子どもたちにより強く見られる。

ゲームにおける光沢感バイアスの活用その1 プレイヤーの誘導に使う

光沢感バイアスが我々の祖先の適法本能から発生したものであるならば、プレイヤーの誘導にもこれが使えるのではないだろうか、ということである。砂漠のマップにオアシスを作成する、密林のマップに光り輝く宝石を置くなどである。このような光沢感に関連するものがマップ上に確認できれば自ずとプレイヤーを誘導することができるだろう。

ゲームにおける光沢感バイアスの活用その2 重要なアイテムは光沢感もたせる

ゲーム内における重要なアイテムに光沢感をもたせてみるのはどうだろうか。光沢はバイアスによる好意とともに高級感ももたらす。アイテムがより価値が高くみえる、という狙いである。

ゲームにおける光沢感バイアスの活用その3 アイコンに光沢感をもたせる

ほぼスマートフォンゲーム専用のノウハウになりそうだが、ゲーム内はともかくアイコンをしっかりとレンダリングした画像で作ってみる。プレイヤーが携帯を取り出して度のゲームをプレイするか迷っているときのひと押しになるかもしれない。

まとめ

光沢感バイアスに関しては適用すればひとまず良くなる、ということはなく適した状況のときに利用すれば+αになり得る程度だと感じた。利用する場所はしっかりと見極めていきたい。

参考書籍(Amazonリンク)

Design Rule Index 要点で学ぶ、デザインの法則150